成功をつかみ取る実力
あなたのやる気を邪魔しているものは一体何なのでしょうか。
それは「あなた自身」だと思いませんか?
特に、あなたの内なる「意識」が大きな役割を果たしています。
これは心理学における「自己妨害」の概念に通じます。
我々はしばしば自身の信念や恐れによって自分自身を制約し、自己の可能性を制限します。
異なる意識のレベル
今回は、「顕在意識」と「潜在意識」の2つの異なる意識のレベルについて説明していきます。
顕在意識は日常生活で意識的に使用され、認識している意識の部分です。
一方で、潜在意識は深層心理や無意識の領域に位置します。
これは心理学者フロイトが提唱した心のモデルであり、我々の行動や意志決定に大きな影響を及ぼすとされています。
驚くべきことに、我々の全意識の中で潜在意識が占める割合はおおよそ96%とも言われています。
つまり、私たちが認識し、コントロールしている能力は全能力のわずか4%しかないということです。
これは、私たちの持つ潜在的な能力がどれだけ活用されていないかを示しています。
この潜在意識を活性化し、意識的に利用することは、成長と成功に大いに役立ちます。
しかし、しばしば我々の思考や行動は無意識の障害、通常「マインドブロック」と呼ばれるものによって阻害されます。
これらは自己制限の信念や恐れ、否定的な思考パターンなどで形成され、私たちが持つ真の能力を制限します。
運を実力にする
成功への道のりは、自己理解と自己成長を通じて潜在意識を活性化することから始まります。
それにより、私たちが持つ真の能力を引き出し、自己効力感を高め、成功の流れを自身でコントロールする能力を持つことができます。
これは心理学における「運」の考え方と一致します。運は単に偶然の産物ではなく、自分自身の能力と潜在的な力を活性化し、自己の力で成功をつかむための能力です。
よく「運も実力のうち」と言われますが、成功を自分でつかみ取る実力は、他人から見ると「運が良かった」と見られがちなのはそのためなのかもしれません。
潜在意識の力を理解し、それを使って自己制限の壁を破壊することは、私たちが真に成功するための重要なステップです。
その過程は困難かもしれませんが、自分自身を信じ、無意識の力を利用することで、私たちは真の自己の力を解放することができるのです。
ワーク
ワーク2「過去の失敗」
あなたが過去に時間をかけて深く考えた結果、成功しなかった状況を思い出してみてください。
その状況について次の点を分析してみましょう。
1 何がうまくいかなかったのでしょうか?
2 なぜそのような結果になったと思いますか?
3 何を変えればより良い結果が得られたと思いますか?
このワークは、自分の思考パターンや行動の影響を理解し、より良い結果を生むための新たなアプローチを見つけることを目的としています。
ワーク3「直観に従った成功体験を振り返る」
次に、深く考えることなく、直感的に行動した結果、うまくいった状況を思い出してみてください。
その状況について次の点を分析してみましょう。
1 何がうまくいったのでしょうか?
2 なぜそのように行動したのですか?
3 なぜそれがうまくいったと思いますか?
このワークは、あなたの潜在的な直感や無意識の力がどのように行動に影響を及ぼしているかを理解することを目的としています。
今回のワークを通じて、潜在意識の一部が水面に浮かび上がり、あなたが自分自身をより深く理解し、自分の潜在的な力を活用することができるようになることを願っています。
次のトレーニング