ロールモデルを見つけよう
あなたが今の状態からさらに成長するために…
成長したあなたの理想像を見つけましょう!
あなたの人生を変える存在、それが「ロールモデル」
あなたは、これまでの人生で、考え方や行動の仕方に影響を与えた人に出会ったことがありますか?
きっと、何人かの顔が思い浮かぶと思います。
それが、あなたの理想像、「ロールモデル」なのです。
それでは、あなたは、自分の人生を変えるような人に出会ったことはありますか?
たとえば、日本人も世界で活躍できることを身をもって証明し、多くの日本人に夢を与え続けるメジャーリーガーの大谷翔平選手。
白血病を克服し、無理と言われた東京オリンピックの出場権を獲得した水泳の池江璃花子氏。
たくさんのロールモデルと言える人がいると思います。
でも、そういった多くの人が憧れる存在が「雲の上の存在」では、あなたのロールモデルにはなりません。
ですから、あなたに見つけてほしいのは、身近な「先生」「上司」「メンター」といった存在です。
あなたが苦しい時、「こんな時、あの人ならどうするか」と考えることができる人。
そして、あなたが困っている時に、「どうすればいいでしょうか」と聞くことができる人です。
ロールモデルが定まれば、成長が始まる
あなたがロールモデルを見つけた時から、あなたの成長は始まります。
なぜなら、いつもあなたの一歩も二歩も先を歩く人の背中が見えるからです。
そんな人を前にすれば、あなたも前に続くしかないですよね。
すでに、あなたの成長は一分一秒の時と共に前へ進んでいるのです。
きっと、あなたのロールモデルである人も、少し前にはあなたと同じように苦しんでいた時期があるはず。
時にはそんな体験談も聞くことができれば、あなたにとって大きな励みになるでしょう。
ロールモデルは、あなたの未来を映し出すプロジェクションマッピング。
あなたの考え方、行動、そして人生の歩み方によって、その映像は変化していくでしょう。
そして、あなたが映し出したい未来を、あなた自身の手で実現するのです。
ワーク
ここで、2つワークに取り組みましょう。
ワーク19
あなたのロールモデルは、どんな人ですか?
どうしてその人をロールモデルにしたのでしょうか。
その理由を思いつくまま書き出してみましょう。
ワーク20
次に、あなた自身について考えてみましょう。
想像してみてください。
あなたの後輩、あるいは身近な人が、あなたのことを
「○○さんは私のロールモデルです」
と言っているとします。
➀あなたは、その人から、あなた自身のどんなところを学んでほしいでしょうか。
②そして、あなたがこれまでに経験してきたことで、その人に伝えたいことは何でしょう。
③さらに、周りの人から学びたいと言ってもらえるように、あなたが伸ばしていきたいところは何でしょう。
➀、②、③について、具体的に思いつくまま書き出してみましょう。
理想像を「見える化」しよう
ここまで、あなたはあなた自身の潜在意識についてぐっと理解が深まったと思います。
これまで見えなかった海中の氷山を探り当てたあなたは、潜在意識を使いこなしたい気持ちが高まってワクワクしているのではないでしょうか。
実は、あなたがこの無限大の力を使いこなすためにしてほしいことはまだあるのです。
それは、あなた自身が描く「理想像」を追求し続け、具体化することです。
つまり、あなたの理想を「見える化」していくのです。
「~できたらいいな」に出会おう
これまでにも、あなたの心の中で、
「こんな風になったらいいな」
「こんなことをできるようになりたいな」
「こんな仕事をやりたいな」
など、様々な希望や願望があったと思います。
こうした、「~したい」という気持ちを極限まで高めたものが、あなたの「理想」です。
あなたが理想の自分になることができれば、あなたは今の何百倍も輝くことができます。
そんな自分に出会いたくないですか?
当たり前のことを言いますが、「~したいな」と願っているだけでは理想を実現することはできません。
理想の自分になるためには、理想を実現するための具体的な努力を積み重ねることが必要です。
あなたのロールモデルを含め、世の中で成功した人はほぼ例外なく通ってきた道なのです。
理想の具体化に向けた作業をしよう
そこで、あなたにやってほしいこと。
それは、「理想の自分の見える化」です。
ここで間違えると次に進むのが難しくないので、最初に不正解あるいは不十分な要素を挙げておきます。
・お金持ちになっている。
・仕事で周りの人から目標とされる人になる。
・家族と仲良く暮らしている。
これでは、今までに思い描いてきたことと変わりません。
そうではなく、もっともっと具体的に掘り下げて考えてほしいのです。
例えば、
「虎ノ門ヒルズにオフィスを構えて、自分の右腕とブレインがそれぞれ1人ずついて、優秀な部下が5人いる。彼らは、自分がいない時でも心配する必要なく仕事を回してくれる。クライアントは50社にのぼり、毎月10件ペースで新規案件が生まれている。最近では、セミナーやシンポジウムの講師も依頼され、自分の仕事が社会にどんどん受け入れられている。会社としては、どんどん入ってくる依頼を待ってもらわなければならないほどだが、スタッフがそれぞれ自分のペースを守ってプランニングしているので、プライベートの時間は月に1回は家族旅行や個人旅行にも行ける。」
など、どんどん思い浮かべていきましょう。
素晴らしい状況を思い浮かべるほどにブレインストーミングが進み、具体的な姿が思い浮かぶはずです。
あなたが考える理想の姿。
これについて、周囲からとやかく言われることはありません。
もし、あなた自身が「いろいろ考えたけれど、さすがに実現するのは無理だろう」と考えてしまったら…
そんな時こそ、これまでにやってきたワークを振り返りましょう。
そう、あなたは理想とする姿を実現できるだけのものを備えているのです。
あとは、これまでに積み上げてきたものを積み重ねて、具体化された理想の姿を組み立てましょう。
ワーク
ワーク21
あなたの「理想の姿」について考えていきましょう。
とはいえ、いきなり文章にするのは難しいので、まずは項目を分けて具体的に書き出していきます。
ここでは、「仕事」「お金」「人間関係」「健康」の4つについて、その理想を具体的 にかつ明確にしていきます。
思いつくまま具体的に書き出していきましょう。
➀理想の自分の仕事
②理想の自分のお金
③理想の自分の人間関係
④理想の自分の健康
ワーク22
それでは、前のワークを踏まえて、あなたの理想の姿を「見える化」していきましょう。
キーワードをつなげながら、今まさにあなたが「理想の姿」で生活していることをイメージしながら、文章にしていきましょう。
(例)「虎ノ門ヒルズにオフィスを構えて、自分の右腕とブレインがそれぞれ1人ずついて、優秀な部下が5人いる。彼らは、自分がいない時でも心配する必要なく仕事を回してくれる。クライアントは50社にのぼり、毎月10件ペースで新規案件が生まれている。最近では、セミナーやシンポジウムの講師も依頼され、自分の仕事が社会にどんどん受け入れられている。昨年、自分の年収も3000万円を超えた。会社としては、どんどん入ってくる依頼を待ってもらわなければならないほどだが、スタッフがそれぞれ自分のペースを守ってプランニングしているので、プライベートの時間は月に1回は家族旅行や個人旅行にも行ける。毎日笑顔の絶えない生活を送っているためか、以前人間ドックで指摘された胃潰瘍の傾向もなくなったし、週3回スポーツジムに通っているので、見た目は筋肉質だし階段を駆け上っても息切れしなくなった。まるで20代の頃のようだ。」
泉のようにどんどんアイデアが湧いてきませんか?
そうです、今のあなたはルネッサンス後のあなたなのです。
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