潜在意識で人間関係も選択可能?
「類は友を呼ぶ」=「潜在意識は惹きつけ合う」
人間関係ができるには、潜在意識の働きが大きいと伝えました。
友人関係であれば、自分が好きな人を選ぶことができます。
一方、職場や町内会のような人間関係は、潜在意識のレベルが異なる人が集まっています。
ただ、「潜在意識のるつぼ」とでもいうべき異集団でも、ウマが合う人たちの集まりができますよね。
「派閥」「インフォーマル・グループ」といったものが、その代表例です。
その小集団に所属している間は居心地がいいかもしれませんが、無用なトラブルが起こりがちなのもこういった集団です。
そこで、あなたの潜在意識を活性化すれば、そんな心配もなくなります。
それを実現する方法をお伝えしていきます。
良い潜在意識の状態を知ろう
以前、潜在意識のレベルについて伝えましたが、今日はもっと具体的な内容を伝えます。
あなたの潜在意識をもっと活性化するためには、以下の10の考え方や行動を日常から意識して、定着させましょう。
これらすべてが満たされた時、あなたの潜在意識は活性化されたと言えます。
-成長志向が強い
-社会貢献意欲が高い
-何事にも挑戦する
–ポジティブ思考
-過去の常識や慣習にとらわれず、自分でいいものを取捨選択する
-目的がはっきりしている
-謙虚な姿勢
-周囲に気遣いができる
-学習意欲が高い
-自分に自信を持てる
普段から意識付けすることで変化を呼ぶ
本来であれば、わざわざあなたに伝えることではないかもしれません。
でも、自分の心に余裕がなくなってくると、真っ先に軽視されがちなのがこの10項目です。
「疲れた」
「忙しい」
「イライラする」
「面倒だ」
「いつもペースを乱される」
など、ネガティブな気持ちが高まってくると、潜在意識はどんどん不活性になっていきます。
ですから、あなたはいつでも、上に書いた10項目を実践してください。
最初は難しくても、意識し続ければ、潜在意識に働きかけて自動化が進みます。
特に、これまでネガティブな感情の自動化が起こりがちだった人はより強い意識付けが必要です。
小さな紙に書いてもらってもいいし、スマホの待ち受けにしても構いません。
とにかく、いつでも意識して潜在意識に浸透させていきましょう。
ワーク
ワーク11
あなたの潜在意識がいい状態かどうかを確認するために、下の表に状態を〇か×か書き込んでいきましょう。
潜在意識の構成要素 | 状態(〇/×) |
成長志向が強い | |
社会貢献意欲が高い | |
何事にも挑戦する | |
ポジティブ思考 | |
過去の常識や慣習にとらわれず、自分でいいものを取捨選択する | |
目的がはっきりしている | |
謙虚な姿勢 | |
周囲に気遣いができる | |
学習意欲が高い | |
自分に自信を持てる |
ワーク12
ワーク11で×を付けた項目について、これからどんなことをすれば〇に変わっていくか書き込んでみましょう。
ワーク13
ワーク11で〇を付けた項目について、これからより一層磨きをかけていくためにはどんなことをすればいいでしょうか。
具体的な方法や考えについて書き込んでみましょう。
ネガティブ≒ポジティブのケース
良い思考・行動を定着させよう
あなたの潜在意識をもっと活性化させるための10の考え方と行動。
もう理解していただけましたか?
全部で10あるだけに実践することは大変ですが、やればやっただけあなたは変わっていきます。
そして、あなたがこれらの要素を満たした時、あなたの潜在意識は活性化され、毎日の見え方が変わるのです。
そして、これら10の要素は、ゴールがありません。
考えれば考えただけ、望めば望むだけ、あなたを高めてくれるのです。
「今日が、人生最高レベルだ!」
そう思える日が、毎日続いていくのです。
今は、あなたが「今が最高!」と思える日を思い浮かべながら、とにかく1つ1つの内容をあなた自身の視点で研ぎ澄ましていきましょう。
ネガティブ≒ポジティブ
ここでガラッと視点を変えて、「良くない潜在意識」について伝えていきます。
「良くない」状態の潜在意識ですから、「良い」潜在意識とは正反対です。
あなたがすでに意識している10の要素と比べて、「良くない」要素を並べてみましょう。
-成長志向が強い⇔安定志向(現状維持)
-社会貢献意欲が高い⇔周囲に依存的で要求が多い
-何事にも挑戦する⇔前例踏襲
-ポジティブ思考⇔ネガティブ思考
-過去の常識や慣習にとらわれず、自分でいいものを取捨選択する
⇔過去の常識や慣習に縛られ、他人の意見に左右される
-目的がはっきりしている⇔目的のためには手段をえらばない
-謙虚な姿勢⇔横柄、傲慢な姿勢
-周囲に気遣いができる⇔無神経で自分勝手
-学習意欲が高い⇔学ぼうとする意欲が少ない
-自分に自信を持てる⇔自分に自信がない
いい10要素と正反対の良くない10要素ができあがりました。
あなたはどうですか?
「長所は短所」といわれるように、同じような要素でもとらえ方によって正反対の意味になります。
あなたが持っている力を生かすも殺すも、あなた次第ということです。
ワーク
ここでまたワークをやってみましょう。
ワーク14
先ほど挙げた「良くない潜在意識の構成要素」のうち、当てはまるものはありますか?
当てはまる要素の右欄に、良くない要素を良い要素に切り替えるにはどうすれば良いか具体例を書き出してみましょう。
良くない構成要素 | 良い要素に切り替えるための具体的な方法 |
-安定志向(現状維持) | |
-周囲に依存的で要求が多い | |
-前例踏襲 | |
-ネガティブ思考 | |
-過去の常識や慣習に縛られ、 他人の意見に左右される | |
-目的のためには手段を択ばない | |
-横柄、傲慢な姿勢 | |
-無神経で自分勝手 | |
-学ぼうとする意欲が少ない | |
-自分に自信がない |
あなたがこの要素を持っているために、過去にトラブルになったりうまくいかなかったりした経験があれば、思い出してみましょう。
書いているうちに、あなたの陥りがちな思考・行動の罠が見えてくるはずです。
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