はじめに:AI時代の広告動画は「速く・安く・刺さる」がカギ
2025年、広告の世界は大きく変わりつつあります。
プロが何十万円もかけて作っていた動画が、個人でもAIを使えば数時間で高品質に仕上げられる時代になりました。
本記事では、著者が実践してきた「AI動画制作フロー」をもとに、次のようなツールを連携させた広告動画の作り方を解説します。
- ChatGPT(スクリプト作成)
- Midjourney(画像生成)
- ElevenLabs(ナレーション)
- CapCut(動画編集)
- Arcads(広告テンプレ自動化)
全体のワークフロー(概要)
1. 競合リサーチ(Minea/広告ライブラリ活用)
2. ChatGPTでスクリプト生成
3. Midjourneyで画像・背景生成
4. ElevenLabsでナレーション作成
5. CapCutで動画編集&合成
6. ArcadsでUGC広告を量産化
7. ABテスト→改善→再出稿
この流れをマスターすることで、動画1本あたりの制作コストを10分の1以下に抑えつつ、ROAS(広告費用対効果)を最大化することが可能になります。
競合リサーチ(Minea/広告ライブラリ活用)
AIを活用して広告動画を作る前に絶対に外せないのが、「競合分析」です。
どんな構成・トーン・素材が市場で反応を取っているのかを知ることで、ゼロから考える手間を大幅に削減できます。
Mineaの主な機能と使い方
Minea(https://minea.com)は、世界中のSNS広告(主にFacebook/Instagram/TikTok)のスパイツール(広告トラッキングツール)として、広告主の間で非常に人気があります。
特に、ドロップシッピングやD2Cブランド運営者にとっては、次のような用途で活用できます。
✅ 1. トレンド広告の検索機能
-カテゴリ(例:ホーム、美容、自動車など)
-広告媒体(Facebook、TikTok、Pinterestなど)
-掲載国(例:アメリカ、EUなど)
-期間(過去24時間、7日、30日など)
を絞って、現在勢いのある広告だけを表示できます。
また、「Like数」「コメント数」「シェア数」でソートすればバズっている動画広告が一目瞭然です。
✅ 2. 商品ページ&Shopifyストアの分析
Mineaは、広告にリンクされたLPやECサイト(Shopify、WooCommerceなど)のURLを自動取得します。
つまり、「この広告がどんな構成のランディングページに飛ばしているのか?」を競合レベルで比較・研究できるのです。
✅ 3. インフルエンサー提携情報も取得可能(上位プラン)
上位プランでは、インフルエンサーが投稿したUGC風広告のトラッキングも可能。
「実際にUGCが刺さっているジャンル」や「どのクリエイターが成功しているか」まで掘り下げられます。
広告ライブラリ(Meta)も併用しよう
Mineaは有料ツールですが、無料で使えるMeta広告ライブラリ(https://www.facebook.com/ads/library/)もおすすめです。
ブランド名やキーワードで検索すれば、競合が現在出稿中の広告クリエイティブ(画像・動画・文言)を確認できます。
特に、以下の点に注目しましょう。
-どんなフック(サムネイル・冒頭テロップ)を使っているか
-訴求しているベネフィットや不安要素
-CTA(行動喚起)の言葉や導線の引き方
これらの観察を元に、「構成の型」を学び、自分の動画制作に活かすことができます。
ツール別解説:それぞれの役割と使い方
① ChatGPT(スクリプト生成の中核)
広告の成否を握るのは「冒頭3秒のフック」と「共感できる体験談」です。
ChatGPTは、以下のような構成でスクリプトを出力できます:
-【導入】「もっと早く知りたかった…」などのフック
-【課題提起】「○○で悩んでいませんか?」
-【解決提示】「これ、全部この商品で解決できました」
-【信頼づけ】レビューや体験談風の台詞
-【CTA】「今すぐチェック」
プロンプト例
「UGC風のMeta広告用15秒スクリプトを生成してください。冒頭にエモーショナルな一言を入れ、母親視点で体験談を語る構成にしてください」
② Midjourney(画像・背景生成)
Midjourneyでは、以下のような目的で画像を生成します。
-背景素材(キッチン、洗面所、車内など)
-使用シーンの演出(旅行先、親子の風景など)
-商品のイメージ(パッケージや雰囲気写真)
ポイント
-リアル寄り(photo-realistic)か、イラスト寄り(flat design)かを明記
-縦長(9:16)で生成するとSNS広告に最適
例:
「A realistic photo of a mother washing a car with a child in a suburban driveway, sunny weather, vertical, 9:16」
③ ElevenLabs(自然な日本語ナレーション)
生成したスクリプトを自然な日本語音声に変換できるのがElevenLabsです。
強調や感情の入れ方が非常に滑らかで、AIとは思えない自然さが魅力です。
-登場人物に応じて声を変える(母親、子供、ナレーター風など)
-テンションや速さを調整できる(落ち着いた語り/元気な口調)
活用法
ChatGPTで作ったセリフをそのまま貼り付け、好みの声を選ぶだけ。
MP3ファイルとして出力し、動画編集に使います。
④ CapCut(動画編集・合成の本命)
CapCutは、スマホでもPCでも使える動画編集アプリでありながら、以下のような機能が無料で使えます。
-テロップ自動挿入(音声から)
-BGMや効果音の追加
-AIによる背景削除・合成
-フィルターやエフェクトの適用
動画のテンプレートやショート動画向けレイアウトも豊富なので、TikTok・Instagram・YouTube Shortsにも対応しています。
⑤ Arcads(UGCテンプレを一括生成)
UGC(ユーザー生成コンテンツ)風の広告テンプレートを自動で動画化してくれるAIツールがArcadsです。
このツールでは、テキスト+画像+ナレーションを入力するだけで
-自動で複数パターンの動画を作成
-Meta広告用の16:9、9:16両対応
-CTAやサムネイルの最適化も可
時間がないときに最強の味方になります。複数の広告を同時にA/Bテストしたい人にもおすすめ。

仕上げ:ABテストとPDCAサイクルで成果を最大化
AIを使って量産できるようになっても、最終的に成果につながる動画を見つけるにはテストが不可欠です。
いわゆる「ABテスト」では、
-複数のフック・構成でテスト配信
-最もCTR(クリック率)やCVR(成約率)が高いものを採用
-次回はその成功パターンをベースに改善
「作って終わり」ではなく、「作ったらすぐ検証 → 次に活かす」姿勢が、ROASを継続的に上げていくコツです。

まとめ:AI時代の広告動画制作は「仕組化」がカギ
従来のように、1本の動画制作に何日もかける時代は終わりつつあります。
今後求められるのは、「スピード×量産×改善」の仕組みです。
ぜひ、この記事を参考に次のアクションを取りましょう。
