はじめに:なぜ商品リサーチが大事か
ネットショップで成功するには、良い商品を見つけることが最初のカギです。
売れない商品を選んでしまうと、ページを作っても広告を出しても成果が出ず、時間とお金だけが減っていきます。
逆に正しいリサーチをすれば、失敗を減らしながら成果を出しやすくなります。
ここでは、特に初心者にも使いやすい商品リサーチツールをいくつか紹介し、リサーチ方法を紹介します。
Meta広告ライブラリでライバル広告を読む
広告ライブラリとは
Meta広告ライブラリは、Facebook や Instagram 上で実際に配信されている広告を誰でも検索・閲覧できるサービスです。
これを使うと、ライバルがどんな商品を宣伝しているか、どんな画像・文章を使っているかを知ることができます。

チェックできる情報と使い方(講義テキストの内容より)
- 広告主の情報やページの履歴(改名など)
- 広告の開始日、クリエイティブ(画像・動画)、広告形式
- 広告がどこに出ているか(地域・メディア)
- フィルター機能で絞り込み可能
活用のポイント
- 複数のキーワードで広告検索して流行の商品を探す
- 長期間出稿されている広告に注目:持続して広告を出している商品は利益が出ている可能性が高い
- 広告の構成(見せ方・誘導先)を参考に、自分なりに改良して使える
注意点
- すべての広告が見られるわけではない(アクティブな広告のみ)
- 成人向け広告は閲覧制限がある
- バズっている広告が見つかっても、それだけで「儲かる」とは限らない
Mineaを使った広告スパイ型リサーチ
Mineaとは
Minea(ミネア)は、広告をスパイ(こっそり調べる)して情報を収集するツールです。
Facebook・Instagram・TikTok・Pinterest などの広告を検索し、効果の高い商品を見つけやすくしてくれます。
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多数の広告を自動で集め、分析し、トレンド商品を発見するサポートをしてくれます。

商品リサーチで使う方法(概要)
- キーワード検索で広告を探す
- 広告の反応、いいね数、配信期間を確認
- 似ている広告(競合)を比較して、特徴を探る
- 広告の構成や誘導先(ランディングページなど)を参考にする
Minea が初心者向けに適した理由
- 複数のSNS広告をまとめて見られるので、手間が少ない
- トレンドの商品を早めに察知できる
- 広告構成を学びながら使えるので「広告のブラックボックス化」になりにくい
Dsersを使った仕入先リサーチ
Dsersとは
Dsers(ディーサーズ)は、特に AliExpress と連携して無在庫物販・ドロップシッピングを助けるツールです。
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注文の自動処理や仕入先の管理、自動化機能などがあり、運営作業を効率化できます。
商品リサーチで使える場面
- AliExpress 上の商品を検索して、どの仕入先が扱っているか確認する
- 複数の仕入先を比較して、価格・評価・出荷速度などで良い仕入先を選ぶ
- Dsers 経由で自動同期できる商品を抽出し、ストアへ取り込む
Dsers を使うメリット
- 仕入先探しの手間が省ける
- 自動で注文処理ができるのでミスを減らせる
- リスク管理もしやすくなる
3つの商品リサーチツールの比較と使い分け
| ツール | 主な用途 | 強み | 注意点 |
|---|---|---|---|
| Meta広告ライブラリ | 広告を見る / 広告構成を学ぶ | 無料で広告を読むことができる | アクティブな広告しか見られない |
| Minea | 広告トレンド分析・商品の発見 | 多くのSNS広告を横断的に調べられる | 基本的に有料プランのみ (試用期間あり) |
| Dsers | 仕入先選定・商品の取り込み | 仕入れと注文処理を効率化できる | すべての商品が対応しているわけではない |
初心者はまず Meta広告ライブラリ → Minea → Dsers の順で使ってみるのが無難です。
広告読み→商品の絞り込み→仕入先選定、という流れが自然だからです。
物販初心者向けの注意点とヒント
- ツールに頼りすぎない
ツールはあくまで「材料」。
最終判断は自分で考えることが大切です。 - 小さくテストする
最初は1商品から試し、結果を見ながら進めていきましょう。 - 継続的な観察
広告や仕入先の動きは日々変わるので、こまめにチェックする習慣をつけましょう。 - 学びを記録する
発見した広告パターンや仕入先評価をリサーチリストにまとめると、次の判断に使えます。
まとめ
商品リサーチは EC ストアで成功するための基盤です。
Meta広告ライブラリ で広告から学び、
Minea でトレンドとヒット商品の兆しを捉え、
Dsers で実際の仕入先を選ぶ――
この3つの方法を組み合わせることで、無在庫ストア運営のスタートダッシュを切ることができます。
まずは手を動かして、広告を眺め、商品候補を3つ抽出し、仕入先を1つ選んでみましょう。失敗しても、それが経験になります。前に進むことが何よりの成長です。
