第4回 初めて売れた日のこと

もくじ

「本当に売れるのか?」という不安との日々

先の見えない闇の中

副業禁止の環境でこっそり物販を始めたとはいえ、
最初の3か月間、私の心の中はずっと「本当にこれ、意味あるのかな…」という不安でいっぱいでした。

サイトは作った。商品も登録した。SNSも始めた。
でも、アクセスは数件、注文はゼロ。

「結局、売れるのは一部の人だけなんだろうな」
「やっぱり自分には向いていないのかもしれない」

そんな気持ちになっていたある夜、ついに――。

売れたのは、深夜0時すぎ

その日もいつも通り、PCでメールチェックをしていたときのこと。

画面右上に表示された1件の通知。

一瞬、何のことか分かりませんでした。

慌てて管理画面を開いて確認すると、確かに売れている。
登録していた商品が初めて売れた瞬間でした。

利益はたったの1,000円程度。
それでも私の心の中は、言葉にできないほど熱くなりました。

利益よりも「行動が結果を生んだ」という事実

このとき強く感じたのは、「小さくても、自分の力で稼げた」という実感でした。

公務員という職業柄、給料は安定していても、「自分で稼ぐ」経験はほとんどありません。
だからこそ、たった1件でも「売れた」という事実は、私にとって大きな意味を持ちました。

・商品ページの構成
・画像の選び方
・広告の見直し
・SNSの投稿タイミング

自分が試行錯誤したすべてのことが「誰かの購入」という形で返ってきた瞬間。

まさに、「静かな副業」が動き出した瞬間でした。

🔗 外部リンク:
公務員でもできる副業おすすめ9選!バレるとどうなる?許可はいる?
→ 公務員の副業について、ルールや許可制、副業事例も解説。

注文後、やるべきことは「次の準備」

売れて喜んでばかりもいられません。

私がしていたのは無在庫物販。つまり、在庫は持っていない。
注文が入ったら、提携している仕入先に発注し、購入者に直接届けてもらう形式です。

すぐに仕入先のプラットフォームにアクセスし、発注処理。
お客様の配送先情報をミスなく転記し、発送完了まで確認。

商品が無事に届いたという通知が届いたとき、
ようやく「任務完了」といった気持ちになれました。

初めての売上データから見えた「改善ポイント」

売上が出たことで、私の中で「改善ポイント」が明確になりました。

売れた理由を分析する

どんなキーワードで来たのか?
SNS経由か?広告経由か?
→ Googleアナリティクスと広告のデータで確認。

商品ページの改善

売れた商品ページにはなぜ売れたかのヒントがある
・お客様が安心できる情報があったのか
・画像の見せ方が良かったのか

類似商品の拡張

「同じ層が欲しがりそうな商品」を追加すると、次の売上につながる。

このように、1件の売上は「次の売上への地図」でもあることに気づいたのです。

🔗 外部リンク:
ECサイト初心者必見! 知らなきゃ損するGA4のeコマースデータ活用法

副業NGな人にとっての「小さな成功体験」の大切さ

本業がある。しかも副業禁止。
この環境の中で、物販を始めるのは簡単なことではありません。

でも、小さく始めて、小さく成果を出すことは可能です。

むしろ、それが最大の突破口になると、私は身をもって感じました。

  • 会社の外でも通用する自分になれる
  • 仕事以外の世界を持つことができる
  • 将来の安心感が少しずつ育つ

これらはすべて、「初めて売れたあの夜」から始まったのです。

次回予告:続けてわかった「本当に必要なこと」

次回の記事では、物販を続ける中で感じた「これは要らなかった」「これは大事だった」という実践知をお届けします。

最初は必要だと思っていたけど、実は不要だったもの。
逆に、想像以上に大事だった習慣やマインド。

失敗も含めた「リアルな気付き」をお伝えしますので、どうぞお楽しみに。


💬 関連記事(内部リンク)
第1回:副業NGな公務員でもできる、バレずに進める「静かな物販」の始め方
第2回:「無在庫物販」なら安心して始められる理由
第3回:バレずに実践するための3つの工夫
第5回:続けてわかった「本当に必要なこと」

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この記事を書いた人

元国家公務員から産業翻訳者を経て、現在はECサイトを運営しています。
「新しい収入の柱を作りたい」という思いで始めたのが、AIを活用したECストア運営。最初は小さな試みでしたが、少しずつ成果が積み重なり、フリーランス2年目には売上1,000万円を達成しました。
現在も成長を続け、実店舗もオープンしたいと考えています。

このブログでは、特に「副業が難しい立場」にある国家公務員や安定を重視する方でも、無理なく、マイペースに取り組めるECストア運営の始め方を紹介しています。
大切なのは、大きなリスクを背負うことではなく、小さな一歩から始めること。忙しい日々の合間に取り組んでも収益を伸ばせる仕組みづくりを、私の経験を交えてお伝えしていきます。

このブログが、「自分の生活スタイルを崩さずに新しい収入源を持ちたい」と思う方の背中を、やさしく押せる存在になれば嬉しいです。

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