「本当に売れるのか?」という不安との日々
先の見えない闇の中
副業禁止の環境でこっそり物販を始めたとはいえ、
最初の3か月間、私の心の中はずっと「本当にこれ、意味あるのかな…」という不安でいっぱいでした。
サイトは作った。商品も登録した。SNSも始めた。
でも、アクセスは数件、注文はゼロ。
「結局、売れるのは一部の人だけなんだろうな」
「やっぱり自分には向いていないのかもしれない」
そんな気持ちになっていたある夜、ついに――。
売れたのは、深夜0時すぎ
その日もいつも通り、PCでメールチェックをしていたときのこと。
画面右上に表示された1件の通知。
**「New Order」**という英語の文字列。
一瞬、何のことか分かりませんでした。
慌てて管理画面を開いて確認すると、確かに売れている。
登録していた商品が初めて売れた瞬間でした。
利益はたった数百円。
それでも私の心の中は、言葉にできないほど熱くなりました。
利益よりも「行動が結果を生んだ」という事実
このとき強く感じたのは、「小さくても、自分の力で稼げた」という実感でした。
公務員という職業柄、給料は安定していても、「自分で稼ぐ」経験はほとんどありません。
だからこそ、たった1件でも「売れた」という事実は、私にとって大きな意味を持ちました。
・商品ページの構成
・画像の選び方
・広告の見直し
・SNSの投稿タイミング
自分が試行錯誤したすべてのことが「誰かの購入」という形で返ってきた瞬間。
まさに、「静かな副業」が動き出した瞬間でした。
🔗 外部リンク:
公務員でもできる副業おすすめ9選!バレるとどうなる?許可はいる?
→ 公務員の副業について、ルールや許可制、副業事例も解説。
注文後、やるべきことは「次の準備」
売れて喜んでばかりもいられません。
私がしていたのは無在庫物販。つまり、在庫は持っていない。
注文が入ったら、提携している仕入先に発注し、購入者に直接届けてもらう形式です。
すぐに仕入先のプラットフォームにアクセスし、発注処理。
お客様の配送先情報をミスなく転記し、発送完了まで確認。
商品が無事に届いたという通知が届いたとき、
ようやく「任務完了」といった気持ちになれました。
初めての売上データから見えた「改善ポイント」
売上が出たことで、私の中で「改善ポイント」が明確になりました。
売れた理由を分析する
どんなキーワードで来たのか?
SNS経由か?広告経由か?
→ Googleアナリティクスと広告のデータで確認。
商品ページの改善
売れた商品ページにはなぜ売れたかのヒントがある。
・お客様が安心できる情報があったのか
・画像の見せ方が良かったのか
類似商品の拡張
「同じ層が欲しがりそうな商品」を追加すると、次の売上につながる。
このように、1件の売上は「次の売上への地図」でもあることに気づいたのです。
副業NGな人にとっての「小さな成功体験」の大切さ
本業がある。しかも副業禁止。
この環境の中で、物販を始めるのは簡単なことではありません。
でも、小さく始めて、小さく成果を出すことは可能です。
むしろ、それが最大の突破口になると、私は身をもって感じました。
- 会社の外でも通用する自分になれる
- 仕事以外の世界を持つことができる
- 将来の安心感が少しずつ育つ
これらはすべて、「初めて売れたあの夜」から始まったのです。

次回予告:続けてわかった「本当に必要なこと」
次回の記事では、物販を続ける中で感じた「これは要らなかった」「これは大事だった」という実践知をお届けします。
最初は必要だと思っていたけど、実は不要だったもの。
逆に、想像以上に大事だった習慣やマインド。
失敗も含めた「リアルな気付き」をお伝えしますので、どうぞお楽しみに。
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・第1回:副業NGな公務員でもできる、バレずに進める「静かな物販」の始め方
・第2回:「無在庫物販」なら安心して始められる理由
・第3回:バレずに実践するための3つの工夫
・第5回:続けてわかった「本当に必要なこと」